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日本の心で泳力アップ

2015.10.02

レッスン
世界で水泳人口が多いのは、国土面積が大きいロシアやアメリカ、カナダなどではなく
日本のようで驚いています。


そんな日本で一番泳がれているクロールのキックの仕方、
2ビート、6ビートと2種類キック方法があるのはご存じでしょうか。

2ビート…左右の腕を1回ずつ回す間に2回キックする
6ビート…左右の腕を1回ずつ回す間に6回キックする

キックの回数を減らすと、疲れにくいので省エネ泳法になりますが、
難点として1・2・3・1・2・3のように一定のリズムが出来、そればかりやっていると、リズムを変えられなくなって泳ぎが崩れてしまうことがよくあります。つまり、応用の効かない一辺倒な泳ぎになってしまうおそれがあるということです。

したがって、私はどちらのキックも常に使ってほしいと思っています。
6ビートでタイミングが取れなくなった2ビート病の方に改善のアドバイスをと考えていたところ、2ビートは3拍子のワルツ、6ビートはビートを意識しない日本の雅楽『越天楽』。ふと思いつき、病の方にアドバイスした所、見事雅楽のような滑らかな泳ぎとなられました。

日本の伝統音楽と心で泳ぎが改善。目頭が熱くなりました。


西本